現在、3店舗ある「焼き鳥 玄家」のマネージャーを務める千葉玄一郎さん。
バイクとの出会いは当時人気だったバンド「クールス」だった。高校時代に見たクールスはあまりにカッコ良すぎた。
16歳になると、すぐに自動二輪免許取得。
惜しむべきは、1歳上の先輩までは、大型・中型のくくりがなかった。
先輩から譲り受けたSUZUKI GT380で、走りまくった。
北九州で育った千葉さんは、関門トンネルを通って山口・萩方面まで走った。
高校卒業後、大型自動二輪免許を取ろうとしたが、数回不合格。当時の大型取得はとても厳しいハードルだった。
大学卒業後は、就職で熊本に。サラリーマン生活が始まる。
23歳くらいからは、サーフィンを始めるようになり、少しずつバイクと距離ができていった。
33歳の時、サラリーマン生活に別れを告げ、店をオープンさせる「チャコール玄」である。
あるとき、大型二輪免許が教習所で取れるようになると情報を耳にする。
大型バイクへの思いが再燃。当時、県内でもいち早く大型二輪免許教習をスタートさせる寺原自動車学校に「いつから取れるようになるのか?」と何度も問い合わせの電話を入れていた。
開講となるのと同時に、教習をスタート。間もなく大型自動二輪免許取得となった。
だが、その免許取得より早く、バイクは納車されており、すこしだけお預けとなっている期間もあった。
ヘリテイジ・スプリンガーソフテイル。長年の憧れ、ハーレー。最初に向かった先は阿蘇だった。
そしてそれはテラバルのツーリングだった。
飲食系の仕事ということもあり、ツーリング先では美味しいものを探すことが今でも多い。
お気に入りのハーレーは仕事場である「チャコール玄」に置いていた。店の前に置いてお客さんの目印代わりになったり店内では迫力あるディスプレイの役割を担っていた。
そんなお気に入りのスプリンガーソフテイルも手放すことに。
バイクがない時期をしばらく過ごすと、バイク熱が再燃。
「今度はもう少し軽いバイクを」と思いネットを見ているとForty-Eightをみつけた。
すぐにハーレーダビッドソン熊本に向かい、試乗。そのまま契約してしまった。
好みのパーツを取り付け、納車された。納車された日から毎日のように乗っている。
今後はこのForty-Eightでかつてサーフィンで通った宮崎を訪れてみたいと思っている。サーフィンするためだけに通った街の魅力をじっくり堪能するために。
そしていつか仲間に板を運んでもらってバイクでサーフィンに行くのが夢。
バイクに興味がない人にバイクの魅力を伝えるとしたら?と質問すると
「バイクの魅力は四季を感じられること。
車でどんなに窓を開けて走っても感じられない香りがある。」
との答え。
季節は春。千葉さんはこれからどんな香りに出会うのだろうか。
焼き鳥 玄家
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